私の空に「ジャニーズWEST」という名の太陽が昇る

私が「ジャニーズWEST」というグループを初めて認識したのはいつの頃だったか。それはぼんやりとしか思い出せなくて、気づけば当たり前のようにその名を知っていた。ただ、「このグループのメンバーに死ぬほど好きな顔をした男がいるなあ…」という程度の感想に留まるくらいのそれだった。


2018年の年末あたりから2019年に明けてからの数ヶ月の間、わたしのしょーもない人生の中でもトップ3に入るくらいしんどい時期を過ごしていました。仕事もやべえ!恋愛もやべえ!人生マジでうまくいかねえ!!!の三拍子。毎日のように家に着くのは日付変わって1時過ぎ…ただ眠りに帰るだけの日々…好きになった人には彼女がいるし…弊社はクソ…特に社長がクソ……焚き火を見ているとその音と情景に癒やされるらしいんですけど(リトルトーキョーライフで得た知識)弊社を燃やして見る炎はそりゃあ美しくて最高に癒やされるんだろうなあって思った…

嫌なことは大体寝れば忘れてしまう便利な脳みそを持っているわたしですが、この時期はさすがに心身ともに疲れきっていて毎日死んだ魚の眼をしていたと思います。何のためにこんなに身を削ってやってんのかなあとか、なんも楽しくないなあとか、そんな感じの気が滅入るようなことばかりを考えるようになっていました。人生楽しくねえなって。というか、十分に睡眠をとれない状態が長期間続くと本当に正常な思考回路を持てなくなるので、みなさんちゃんと寝てください(自戒)。
元々違う界隈に趣味を持っていたのですが、仕事が忙しかったことや諸々の事情が重なって半分他界しかけていたところで、この沈んだ気持ちを晴らすような娯楽も失っている状態でした。

そんなとある日、会社から帰ってきて家に着いたのは日付が変わった時間。いつものように夜ご飯を食べながら適当に見ていたテレビで放送されていたドラマが「節約ロック」でした。いや上田くんって風貌はイカつい感じなのに真っ白なポメラニアンを飼っている上にこんな役もできるなんて天才かよ…と思ったのが第一印象のドラマだったのですが、あれ…死ぬほど好きな顔をした男が……見える……?ダッフルコートがよく…似合う……この人…ジャニーズWESTの人じゃない……?


時を遡ること2018年半ば、私は花のち晴れにドハマりしていました。えっ、全然WEST関係なくない…?と思ったそこの貴方、まあ騙されたと思って読み進めてみてください。
そこからジャニーズにまた興味を持ちはじめた(元々ジャニオタだった)のはいいものの、わたしはある危機に陥ります。やべえ…顔と名前が一致してるのSexy Zoneまでだ……そこから、キンプリとジャニーズWESTのメンバーの名前と顔を一致させるべく勉強の日々がはじまりました。別にこれといった理由があってのことではなく、ちょっとしたお遊び程度のことでした。それが後々に大きく影響してくることを一体誰が予想していただろうか…。
同時期くらいに見始めた少年倶楽部で(むしろ少クラはSixTONESが気になって見始めた感じだった)、ちょうどジャニーズWESTのみなさんが「プリンシパルの君へ」を歌唱している回が放送されていたんですよね。それを見ながら、わたしは必死でWESTのメンバーの名前と顔を一致させていました。主にテレビ画面に映った人の名前を片っ端から声に出していくという…。声に出すと覚えるのが早いってなんかで聞いたんで…。ちなみに、わたしの母親は横浜と藤井の流星の取り違いをよくします。最近はそこに大西の流星くんも加わってきたので尚更に混乱しているようです。以上、どうでもいい私のオカン情報でした。
そんなこんながあり私のなかでジャニーズWESTというグループの存在が具体的になってきたところで、2019年を迎えます。毎年、ジャニオタであるないに関わらず年越しはジャニーズカウントダウンと相場が決まっている我が家ですが、2019年のはじまりは「なんか胸からアフロ生えてる人たちが歌ってる…」でした。

そんな2019年、最初に私が出会ったのは「節約ロック」というドラマでした。

この稲葉くんのインスタの投稿、500000000いいねしたい……

第1話を偶然見かけてからというもの、気づけば毎週ドラマの放送を待ちわびるようになっていました。浪費癖のある私にとっては毎週「節約」というテーマを目に前にして心臓に槍が刺さっていたような気もしますが、それでも当時のヨボヨボに弱っていた私の心を元気づけてくれていたのは間違いなくタツオと稲葉くんでした。サンキュータツオ(それは芸人)。ドラマの最終回近くになってやっと「松本」と「稲葉」という役名がB'zから来ていることに気づくような鈍いタイプのバカではありますが、このドラマを毎週視聴するようになり私の生活のなかでジャニーズWESTさんの存在がグッと濃くなりました。私が重岡さんのお芝居をしっかりと拝見したのはこのドラマが初めてだったのですが、漠然と「めちゃくちゃお芝居できる人なんだなあ…」と思ったことを今でもはっきりと覚えています。

2月に入って、ぼんやりと出演情報を手にいれていたミュージックフェアを視聴します。印象強かったのがその際に歌唱されていた「ホメチギリスト」という歌です。

短パン!法被!ハチマキ!(三拍子)

CHEMISTRYさんと歌唱されていたときの姿とのギャップがエグかった(感想)。
当時、冒頭にもある通り仕事に忙殺されており文字の通りに心が殺されているような状態だった私にとって、「ホメチギリスト」の歌詞はなんとも言い難いほどに胸に沁み渡るものがありました。職場ではどんなに必死こいて頑張ったところで評価されない、むしろ頑張ることを白い目で見てくるような人間がいるなかで精神を削られていた私にとって、ジャニーズWESTのみなさんが褒めて褒めて褒めまくってくれるこの曲は、今自分が一番求めているものを満たしてくれるようなそんな曲でした。そうだよ…私は褒められてえんだよ……自分で自分を褒めたってええじゃないか……私はめちゃんこイケてるんだよ……(?)

正直な感想を言うと、この曲を歌唱されている姿とその歌詞の内容から「こんなアイドルもいるんだ」と、自分の中にあったジャニーズアイドル像との乖離がすごかったです。こんな風に、背中を押してくれる、一緒に笑かしてくれるようなアイドルがジャニーズにいるのかと。それは全くネガティブな意味ではなくて、むしろその乖離性が面白くて興味深くて、私は強く惹かれいきました。

そこからドッとジャニーズWESTというアイドルグループに関心を持つようになります。まずこの人たちの歌う曲をたくさん聞きたい!と思い、手始めにレンタルショップで並んでいるアルバムをローリングレンタルすることからはじめました。(ローリングレンタルとは) このご時世にレンタルショップの恩恵を受けることになるとは思ってもみませんでした…何万回だってTSUT●AYAが好き……。ジャニーズは早いところサブスクに参入してください(切実)。

毎日家には寝に帰るだけの自分の時間はほぼ持てない生活の中で、唯一の娯楽の時間だったのが通勤で乗る電車で聞く音楽でした。借りてきたアルバムをiPhoneに入れてからというもの、現在進行系でずっとジャニーズWESTさんの歌を聞いて毎日通勤しています。月並みな言葉になってしまうのですが、ただひたすらに元気が貰えるんです。毎日眠くて疲れてしょぼくれていても、WESTの曲を聞いていると自然と笑顔になる。やっぱり笑顔でいると自然と気持ちも前向きになっていくんですよね。「そんなことより楽しいことしようや!笑おうや!おもろいことしようや!!!」と、またこれも楽しそうに歌う彼らの歌はまさに等身大で、いい意味で非現実的じゃない。だからこそ響くものがあったのかなあと思ったりしています。ぼんやりと常々そんなことを考えていたのですが、後々に彼らが「国民的友人」を目指していると知って、こんなにしっくり来ることってある?!とめちゃくちゃに昂ぶってしまいましたね。失敬失敬。

ジャニーズWESTさんのアイドルとしてのエンターテインメント力の強さは持ち歌のジャンルの幅広さからもわかる通りで、それに気づいてしまった時点から私はもう完全にジャニーズWESTというアイドルの虜になっていました。だって、さっきまでパラパラを踊りながらチャーハンを作っていたのにゴリゴリのEDMでゴリゴリのダンスを踊ってたかと思ったら可愛らしいラブソングを歌いあげたかと思ったら気づいたら円周率を暗記できて賢くなってしまう歌があるアイドルなんてきっとこの地球が滅びるまで二度と現れないんじゃないかって思いませんか?私は思います。ちなみに、円周率は3.14で習いました。


中途半端になっていた前推しからもキッパリ降りて、そこからが早かったです。オタクは行動が早い。
回収しきれていないカップリング曲を求めてシングルCDを買ったり、ライブの円盤を買ったり、メンバーが出演しているドラマを見たり、ウン十年ぶりにドル誌を買ったり、ウン十年ぶりにJohnny's webに入会したり、ウン十年ぶりにFCに入会したり……。ちなみに、購入したライブの円盤は「WESTival」と「ラッキィィィィィィィ7」です。

このライブは見といたほうがいいぞ!情報をケツから手が出るほどお待ちしております。

私が以前ジャニオタしていた頃は、Johnny's webはガラケーにしか対応してなかったしチケ取りはまず郵便局からチケ代を当落関係なく支払っていたしFCも郵便局からお金を払っていたのに……時代と共にそこらへんも進化していてビックリしました。特にFCの入会なんかペイジーで支払い即日に会員番号が発行されてもうクリビツテンギョー。そんな中、ジャニショは未だに壁に貼ってある写真を見て紙に正の字を書いていると聞いたのですが、真相を確かめるべく近々ウン十年ぶりにジャニショに行ってこようかと思っています。乞うご期待ください(期待値ゼロ)
途中回顧が差し込まれましたが、とにかく今はもうめちゃくちゃ楽しいです!!!クソド新規なので今はいろんなことを勉強させていただいているのですが、ゆえに享受することすべてが新鮮で、楽しくて。自分の中の「ジャニーズWEST」という存在がどんどんと虹色に色づいていくことが毎日楽しくて仕方がないです。デビュー5周年を目の前にした時期ということもあって、多方面へのメディア露出がたくさんあってもう予定がわんさかあってヒィヒィ言ってますが、それもまた楽しいんですよね。幸せの悲鳴とはこのことかと。最近は週末に録画した番組のCMをカットしてブルーレイにダビングしてる時間が地味だけどなんかとても好きです。


自分の置かれている状況とジャニーズWESTさんがアプローチする方向性が見事に合致したことや、ジャニーズWESTというグループの認識の土台が自分の中に出来上がっていたこと、いろんなことがタイミングよく重なった結果、私は今「ジャスミン」で在るに至ります。思い返せば、本当にいろんなことのタイミングが上手く噛み合っていて、ひとつでもズレていれば、私がジャニーズWESTさんに心揺さぶられることはなかったのかもしれません。そう思うと、こうしてアイドルだけに限らず、「推し」や「担当」という存在に出会えることは、奇跡的でとても運命的なものなのかもしれませんね。だから、私はわたしに対して感謝したいです。「ジャニーズWESTに出会ってくれてありがとう」と。

陰鬱とした日々を過ごす中でずっと下を向いて生きていた私が上を向いて歩けるようになったのは、私の空にジャニーズWESTという太陽が昇ったから。これからはどんなに雨が降っても、そこには輝く太陽があるからきっと私はまた上を向くことができるのだと思います。下むいてるより!上むいてるほうがサイコー!!見上げなきゃモッタイナイ!!!

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